
マンションの和室は、戸建て住宅の和室に比べると見た目には和室ですが実態は和室風であって、和室とは言えません。葛飾区でもマンションに和室を設けている人もいます。建物の構造がコンクリートですから、柱はつけ柱と言って柱風に薄い板をはったものが多く、畳床も大半が発泡スチロール製で厚さも本畳床に比べると、薄いものが敷かれています。和室のリフォームは大きく分けて四種類あります。
和室をモダン感覚にするもの。既にある和室を狭くして洋室を広げるもの。和室を洋室に変えるもの。新たに和室を作るリフォームです。
ふすまの枠は黒や赤茶色のものが葛飾区では多く、ふすま紙も中ほどに横縞のものが多いようです。そこで枠のない袋張りのふすまに取り換えます。鳥の子の和紙を表面からふすまの厚さ分までぐるりと張って、枠の存在をけし壁のように見せます。引手も桑の角型などを使うと白木で存在感がなく、上品になります。
壁は一般的に京壁風のビニールクロスがほとんどですが、この種の仕上げ材は次第に色褪せしてしまい質感も気になります。やはり漆喰や珪藻土のような自然素材が良いものです。金額はかさみますが、和紙を張ることもあります。畳については本畳床は弾力性があります。
半畳サイズの畳や、ヘリなし畳にするとイメージが変わります。限られた広さのマンションでこそいろいろな使い方のできる和室は便利な部屋ですが、家族構成が変わったりしてあまり使われなくなると、和室を洋室にリフォームする葛飾区の人たちもいます。
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